自民党派閥の政治資金規正法違反事件で、同法違反(虚偽記入)罪に問われた安倍派(清和政策研究会)の会計責任者、松本淳一郎被告(76)の初公判が10日、東京地裁(細谷泰暢裁判長)で開かれた。松本被告は罪状認否で起訴内容を大筋認めた。 一連の事件が公開の法廷で審理されるのは初めて。直近で安倍派会長だった安倍晋三元首相と細田博之前衆院議長は死去しており、実態を知りうる立場にある松本被告の証言内容などが注…
都市住民が地方に一時的に住んで活性化に取り組む「地域おこし協力隊」をきっかけとした移住が増えている。最長3年の任期後も同じ地域に住み続ける定住者は2023年に7214人。全体の6割強で、1年前より14%増えた。山口県萩市は地元住民らが暮らし方を指南するなど、地域とのつながりを深める仕組みで定住を後押しする。 地域おこし協力隊は都市部の若者らが山村や離島などに移り住み、任期付き公務員などとして地域…